自分の仕事を短く話した後に、同じテーブルの人から質問をもらう。始めた理由や、力になりたい相手まで話してみる。9月のまほろば例会では、そのやり取りから、紹介したい人や一緒に考えたい仕事が少しずつ見えてきました。
9月16日、奈良商工会議所で開いた第4回例会。ちゃぶ台支部を運営するJEROさんの講演も、中心にあったのは、仲間の仕事をどう知り、応援するかという問いでした。名刺に書かれた肩書きから、仕事をしている一人の人へ。会話が進んだ日の様子をお届けします。
仕事の肩書きの隣に、
この秋、食べたいものの話を。
この日の自己紹介のお題は、この秋に食べたいものでした。仕事の説明だけでは出てこない好みが分かると、相手に聞いてみたいことも増えてきます。恒例の奈良クイズも交え、会話に入るための話題を共有しました。
初めて会う相手と、どこまで仕事の話をしてよいのか。交流会では、そんな迷いがあるかもしれません。まほろばでは、身近な話題で相手を知り、その後に仕事を詳しく聴く時間へ進みます。
カーネギーの『人を動かす』をもとにしたワークでは、長く付き合ってきた取引先との関係を見直す場面を考えました。感謝していることや誠意を、どう伝えるか。同じ題材でも、人によって考えること、気に掛けることが異なります。
自分の意見を話すだけでなく、同じテーブルの人の考えを聴く。その人が大切にしていることを知る時間にもなりました。
特典は、値引きのためだけにある?
JEROさんが話した、応援の入口。
講演を担当したのは、身体の施術を仕事にしながら、ニーズマッチのちゃぶ台支部を運営しているJEROさんです。仲間の得意やサービスを持ち寄り、仕事と応援が巡る関係をつくることについて話していただきました。

たとえば、会員向けの特典。安く利用できることだけに目を向けるのではなく、まず仕事を知ってもらう機会として考えます。体験した人が内容を理解していれば、ほかの人に伝えるときにも、肩書きだけではない説明ができます。
仲間の特典を、一枚のチラシにまとめる。人数が増えたら冊子にし、さらにホームページへ育てる。講演では、そのような具体的な提案もありました。サービスを提供する人だけでなく、紹介するものを制作する人にも、関われる仕事があります。
一人ひとりが持っている価値を、ばらばらにしておかない。必要としている人が見つけやすい形にする。ここには、自分の仕事をどう宣伝するかと同時に、仲間の仕事をどう伝えるか、という視点があります。
さあ、あなたは誰の未来を応援しますか?JEROさんの講演のラストスライドより
最後の問いは、その後のテーブル商談で、目の前の相手をどう見るかにもつながります。どんな仕事なら自分が買うかだけでなく、この人の力を必要としている人は誰だろうと考える入口になりました。

話す番だけでなく、
聴いてもらう時間がある。
テーブル商談は、4人前後のグループで行いました。一人ずつ仕事の内容や、紹介してほしい相手、最初に知ってもらいたいサービスについて話します。短いPRの後には、周りの人が質問する時間があります。
何をしている仕事なのかを聞くだけでなく、なぜ始めたのか、どんな人の役に立ちたいのかまで知る。資料を見ながら話すと、最初の説明だけでは分からなかった内容を、もう一歩具体的に尋ねられます。

自由な名刺交換だけであれば、自分から話しかけ続けることが必要な場面もあります。この例会では、話す順番と質問の時間があり、テーブルリーダーが進行します。ずっと自分一人で会話をつくらなくてよいことも、初参加を考える方に知っていただきたい点です。
相手の仕事を知ると、その人を紹介したい場面も具体的になる。講演で聞いた応援という言葉を、目の前の人とのやり取りに置き換えて考える時間になりました。
次に会ったとき、
続きが話せる出会いにしたい。
最後は、まほろばらしい鹿のポーズで記念撮影。仕事の話を聴き合った人たちと、一枚の写真に収まりました。

主催のなかたにみさこさんが目指しているのは、人と仕事が出会い、奈良から新しい取り組みが生まれること。例会に集まる人の仕事も得意も違うからこそ、相手の話の中に、自分にはなかった視点があります。
すぐに協業が決まったかどうかだけで、出会いの意味は測れません。誰がどんな仕事をしているのかを覚えて帰る。その仕事を必要としている人がいたときに思い出す。9月の例会で話し合った応援は、そうした日常の中にも続いていきます。
次の例会では、あなたの仕事も聞かせてください。話すことに少し不安があっても、質問をもらいながら自分の仕事を伝える時間があります。
次の例会の参加案内を見るこのレポートは開催当日の様子です。日時・会場・参加条件は回ごとに異なります。
